Webサイトの閲覧を安全・快適に行うための機能が満載されたタブ型Webブラウザ。「Sleipnir」は、多彩な機能とカスタマイズ性の高さで根強い人気を誇るタブブラウザ。新バージョン「2.9」では、Internet Explorer 8に搭載された「IE 7互換表示切り替え」機能を独自技術で実現したほか、Windows 7のジャンプリストへの対応、Google Chrome/Firefox 3からのインポータ、履歴検索などの機能が追加された。Windows 7正式版にも対応した。
初期状態のインタフェースは、従来バージョンに比べ、すっきりしたものに変更され、取っつきやすい印象になった(スタイルがsleipnirからadvanceに変更された)。初期状態のスキンも変更されている。
「IE 7互換表示切り替え」機能は、再起動することなく、IE 8/IE 7での表示を切り替えられるもの。アドレスバーのIE 7互換表示切り替えボタンから簡単に切り替えることが可能で、Webサイトのデザイン時に両バージョンで表示を確認したり、IE 8でうまく表示されないサイトを閲覧したりするときに便利。「最終的にどちらの表示で読み込まれたか」のデータが保持され、IE 7互換表示で読み込んだサイトは、次回も自動的にIE 7互換で読み込まれる(その場合もIE 8で読み直すと、次回はIE 8で読まれる)。この機能の搭載にともない、「互換表示状態に合わせてUserAgentを修正する」オプションも追加された。
「Webブラウザに求められる機能はほぼ網羅している」といってよいほど、機能は充実している。
- ほとんどの操作をマウスの動きで行える「マウスジェスチャ」
- 豊富な検索エンジンが登録された「検索バー」
- 閲覧中ページの文字列をキーワードにして、即座に検索できる「SmartSearch」
- 不要なポップアップの抑制
をはじめ、多彩な機能を搭載し、安全かつ快適なWebブラウジングを楽しめる。ページごとにJavaやJavaScript、ActiveXの有効/無効を指定することも可能だ。プラグインによる機能拡張も可能。作者のホームページには、RSSリーダやソーシャルブックマーク、「mixi」のマイミク管理、ドラッグ&ドロップの強化、画面キャプチャ、タブへのサムネイル追加、天気予報の表示など、さまざまなプラグインが用意されており、必要に応じて利用できる。