ウイルスやスパイウェア、迷惑メールなどからパソコンを守ってくれる統合型のセキュリティ対策ソフト。「IntelliGuard」と呼ばれる監視機能やマニュアルスキャン機能により、安全で快適な環境を確保できる。「PC Tools インターネットセキュリティ 2010」は、インターネットを安全に利用するためのさまざまな機能を備えたセキュリティ対策ソフト。通常はタスクトレイに常駐して危険を監視。トレイアイコンからメイン画面を開くことで、設定を確認したり、マニュアル操作でのスキャンを行ったりすることができる。
メイン画面で行えるのは、「アンチスパイウェア」「アンチウイルス」「アンチスパム」「ファイアウォール」各保護機能のON/OFFの切り替えやマニュアルでのスキャン、各機能のカスタマイズ、履歴表示機能による不正プログラムの活動状況の確認など。マニュアルスキャンには「インテリスキャン」「フルスキャン」「カスタムスキャン」の3種類がある。「インテリスキャン」では、実行中のプロセスやスタートアップフォルダ、ブラウザ、レジストリなど、主要部分のみを効率的に検査することが可能。「フルスキャン」では、さらに全ドライブの検査が加わり、「カスタムスキャン」では、対象ドライブやフォルダの指定と、使用するスキャナの選択もできるようになる。
リアルタイム保護機能は「IntelliGuard」と呼ばれ、スパイウェアをはじめとするマルウェア対策やブラウザの保護、メールの保護などの機能に分かれる。そのほかにもフィッシングサイトのブロックやアプリケーションの自動起動の監視、ネットワーク設定などの機能があり、いずれも個別にON/OFFを切り替えられるようになっている。「IntelliGuard」全体をOFFにすることも可能。常にOFFにしておくことも、また一定時間(最大60分)だけOFFにすることもできる。
オプション設定では、スタートアップ時のスキャンや、アプリケーション自体のパスワード保護、ゲームモードや省電力モードなどを指定することが可能。さらに「アンチマルウェア設定」「アンチスパム設定」「ファイアウォール設定」といった項目も用意され、
- マルウェアのスキャン対象から除外するファイルの指定
- スパムメールとしてブロックする/許可するリストの設定
- スパムメール判定に使用するフィルタの設定
- ファイアウォールの設定
などを行える。マニュアルスキャンの実行や「IntelliGuard」のON/OFFの切り替え、ゲームモードへの切り替えなどは、タスクトレイメニューから行うことも可能だ。