自分が読んだ本や見た映画などの感想をWebにアップして、広くみんなに読んでもらいたいと思っている人は少なくないだろう。しかも、できるだけWebページの作成には手間を掛けず、文章の内容そのものに力を注ぎたい――。「わたしのホームページ(本を読もう)」は、そんな人にお勧めだ。「わたしのホームページ(本を読もう)」は、Excelのシートに本のタイトルや感想を入力するだけで、簡単に書評ページを作成してくれるソフト。Webページを作成するにあたり、タグの知識はもちろん、HTMLに関する知識は一切必要ない。操作そのものも、HTMLエディタなどを使うのに比べて圧倒的に簡単だ。
感想などの文章は、データ用のワークシートに記入する。付属のデータ用テンプレートにもとづいて、各項目を入力していく。用意されている項目は、
- 書評の表題
- 書評
- キーワード(検索用に用いられる)
- ISBN
- 画像(画像のファイル名を指定する)
など全部で10項目。ユーザはそのうち必要な項目だけ入力すればよい。データ1行分がWebページの1ページ分にあたる。ひとつのシートには、何行でもまとめて入力することが可能だ。シート1枚が1ジャンルとなっており、シートを追加することでジャンルを追加できる。ジャンル名にはシートの名前がそのまま用いられる。
必要なデータを書き込んだら、Webページを生成する。操作は簡単で、
- マクロ動作用のワークシート(EasyHP1.xls)を開く
- データを入力済みのワークシートをアクティブにする
- EasyHP1.xlsのツールバーの「作成」ボタンを押す
でWebページが自動的に生成される。マクロ動作用ワークシートのツールバーから、生成に関する設定が行える。設定は「保存先」「書式」「配色」「更新日」「データの出力形態」などがある。「保存先」は、HTMLファイルをどの場所に生成するかを指定するもの。「書式」は、標準/縦書き/二段/シンプルの4種類。「配色」は、標準/土/木/水/白黒など11種類が用意されている。「更新日」を指定すると、更新日以降に変更されたデータのみを出力できる。「データの出力形態」を指定することで、1枚の画面にすべてを収めた“一覧HTML”形式、XML形式、テキスト形式など、特殊な構造のデータ出力が行える。
「わたしのホームページ(本を読もう)」は、Webページを生成する部分だけを担うので、書評以外のページを作る際にも利用できる。映画や音楽の感想を書いたり、日々の出来事や思いつきを書いたりするのもよいだろう。