「NewtonPad」は、ノートパソコンの操作デバイスとして一般的なタッチパッドの操作性を向上させるソフト。
主となる機能は「慣性移動」「ショートカットキー割り当て」「リフトレスタップ」。「慣性移動」は、ポインタを動かしているときにタッチパッドから指を離すと、慣性にしたがってポインタが動き続ける機能。長距離のカーソル移動において効果を発揮する。ポインタは画面端に当たると跳ね返るようになっている。
「ショートカットキー割り当て」は、タッチパッドに指が触れている状態で特定のキーを押すことで、さまざまな操作を行える機能。タッチパッド+【J】キーで左クリック、タッチパッド+【X】キーでウィンドウを閉じる、といったアクションを実行することができる。また、タッチパッドと【I】キーを押し、さらに指を上下に動かすことでスクロール操作を行うことも可能。ショートカットキーは、設定ファイル(ThumbKey.ini)を直接編集することで、他のキーに替えることもできる。
「リフトレスタップ」は、タッチパッドのタップに替わる機能。タッチパッドに触れた状態から一度指を離し、すぐに再度タッチし直すことで、左クリックと同じことが行える。さらに、タッチした瞬間に指を動かしはじめると、左ドラッグの扱いとなる。
ソフトの利用時はあらかじめタッチパッドのメーカーを調べておく必要がある。アルプス電気製であれば「NewtonPad_ALPS.exe」を、Synaptics社製であれば「NewtonPad_Synaptics.exe」の実行ファイルを利用することになる。