「WCal10」の特徴のひとつは、縦横の比率の変更も含めて、自由なサイズでカレンダーを表示できること。サイズの変更はマウスで簡単に行える。カレンダーの変形に合わせて、日付の枠や数字の形状、サイズなどは自動調整される。ユーザが変更したサイズやデスクトップ上の位置は自動的に記録され、次回起動時に再現される。

カレンダー各部の色やフォント、日付の表示形式、六曜表示の有無などは、好みに合わせて細かくカスタマイズすることが可能。背景を透明化したり、壁紙を貼り付けたりすることもできる。

カレンダーに入力できるデータは、日付ごとの予定、誕生日、記念日、日記など。特定の日付に制約されない「メモ」を登録することも可能だ。また、年末・年始やゴールデンウィークなど、祝日以外の休暇も登録できる。予定は、当日のものだけでなく、毎週/毎月/毎年の繰り返しを設定することが可能。毎月の予定では、当日が休業日だった場合の前後へのシフトにも対応する。

また、マウスでサイズを自由に変更できるのもおもしろい。好みに合わせて横長にしたり縦長にしたりもできる。六曜の表示を止め、タイトルバーとステータスバーも消すと、カレンダーをうんと小さくすることができる。どんなにサイズを変更しても表示が崩れないので、安心して形を変えることができるのがうれしい。

「WCal」は、初期バージョンから、軽く速く動作することを大前提にしており、次にダイナミックに変更できる画面設定が売りだと思います。一度、カレンダーのオプション設定を触ってみてください。かなりカラフルな画面、地味な画面、いろいろ対応できます。クリスマス風、お正月風、Mac OS風、次世代Windows風と、いろんな配色も備えています。

「WCal10」は、初期「WCal」から10周年記念版となりました。今回のバージョンでは、Windows XPで動作させる上で、見た目も動作も、なるべく違和感がないように変更しています。

タスクバーの時計を改良（六曜も表示できます）する「WClock」も添付してますので、ぜひ、お試しください。