大きなナイフで武装した花の妖精を操作し、花を囓りにやって来る「害虫」集団と戦う爽快なアクションゲーム。「フェザー」「スマッシュ」「ムーンサルト」と大技を決めて派手に敵を吹っ飛ばし、他の敵を巻き込んだ「コンボ」「チェイン」に発展させよう。「Fairy Bloom -花咲か妖精-」は、かわいらしいワンピース姿の「花の妖精」が主人公のアクションゲーム。主人公には「面倒を見ている植物が花を咲かせるまで、害虫の攻撃から守り抜く」という使命が与えられている。害虫は、色が真っ赤である以外、姿はなぜか妖精と同じ。妖精に対する攻撃力はないものの、集団で襲ってくるため、かなり手強い。花の茎まで接近を許してしまうと、茎を囓って(叩いて?)花の生命力をどんどんと減少させてしまう。花の生命力が0になるとゲームオーバー。
害虫と戦うために妖精が使用できる武器は、容姿とは不釣り合いなほど大きいナイフと羽状のオーラ、そして蹴り。これらの武器とジャンプ力を駆使して、襲い来る害虫を吹っ飛ばしてゆく。あたかもボーリングのごとく、他の害虫の集団を巻き込んで倒すほど高得点が稼げるようになっている(敵が巻き込まれると「コンボ」、さらに巻き込まれて、吹っ飛んだ敵が浮いている敵に当たるとそこからコンボが発生し、「チェイン」となる)。
操作は、キーボードとゲームパッドに対応。カーソルキーで主人公を移動させ、【Z】キーで攻撃、【X】キーでジャンプというオーソドックスなキー操作となっている。ジャンプでは二段ジャンプも可能。さらに、カーソルキーまたはジャンプなどの動作と【Z】キーを組み合わせることで、多彩な技を出せるようになっている。
攻撃で基本となるのが【Z】キーだけで出せる「斬り」と、ジャンプ中に【Z】キーを押して出せる「跳び蹴り」。どちらも効果は同じ。相手を吹っ飛ばせる。空中にいる敵に当てることで、他の敵を巻き込みながら吹っ飛ばすことも可能だ。
前方へのカーソルキー+【Z】は、突進しながらの「突き」。すばやく移動したいときにも利用できる。段差に向かって突きを出すと「ムーンサルト」へと変化。前宙しながら羽状のオーラで敵を斬り裂ける。そのほかにも、敵を空中に浮かせる「アッパー」や「跳びアッパー」、下に叩き付ける「スマッシュ」、後方に吹っ飛ばす「オーバーヘッド」などがあり、さまざまな方向に敵を吹き飛ばし、巻き込める。
通常攻撃のほかにボムも用意されている。「怒りゲージ」が満タンになると発動可能になる「怒髪天ボンバー」だ。発動すると妖精の怒りが爆発し、画面全体を炎が覆って敵を焼き尽くす。怒りゲージは花を囓られたり、花の生命力が一定量を切ったりすると、たまる速度が一気にアップする。
用意されたゲームモードは「通常モード」「エンドレスモード」の2種類。通常モードでは、花が咲くまでの4日間を守りきる。エンドレスモードは、ずっと花が咲かない状態で何日間守りきれるかを競うモード。通常モードでは、花が生長し、茎が伸びて葉っぱの数が増えるにともなって、守るべき範囲が広がって高低差がつき、難易度が上がる。
エンドレスモードでは、日にちが経つにつれて敵の出現率がアップし、1日が終わったときの花の生命力の回復量が落ちるという独自の難易度設定がなされている。エンドレスモードでは、一度到達している日数内であれば開始日を1日目、5日目と5日ごとに選んでスタートできる。