マスに設定された「-3」から「+3」の数字を足し、ゴール時にちょうど目的の数字になるルートを見つけ出す、一筆書きパズルゲーム。「Up & Down」は、一度しか通れないマスの上を移動し、一筆書きでゴールを目指すパズルゲーム。ルールはシンプルだが、高成績を目指すには盤面全体をすばやく把握する能力と、正確かつ高速な暗算能力が必要とされ、なかなか手強い。プレイヤーは、R学園という新設私学の受験生。入試前日に、学園独自の入試問題「Up & Down」の入試対策用ソフト「Up & Down Practice」で試験勉強をする……という設定でストーリーが進む。
操作は、スタート(オレンジ色のマス)からゴール(黄色いマス)まで、カーソルキーを使って移動するだけ。設定された「Score」の条件を満たしてゴールインできればステージクリアとなり、成績に応じたランクが表示される。ただし、ステージ上のマスは一度通ると粉々に砕けてしまい、再び通ることはできない。
万が一、ゴールインできなくなってしまった場合は【X】キーを押すことでギブアップとなり、ステージの最初からやり直せる。条件を満たせずにゴールインした場合も、ステージの最初からやり直しとなる。
ゲームに登場するマスの種類は、スタートとゴールのマスを除くと「ノーマルマス」「Upマス」「Downマス」に大別できる。灰色の「ノーマルマス」は、一度踏むと砕けてしまう以外には何の効果もない、普通の通り道として使用されるもの。
青い色をした「Upマス」は、踏むことでScoreの数字が増える。Scoreが+1、+2、+3される3種類があり、いずれも青い色をしているが、効果の大きなマスほど濃い青色で表示される。
赤い色の「Downマス」は、Upマスとは逆にScoreを減少させる。Upマスと同様、-1、-2、-3の3種類がある。効果の高いマスほど赤色が濃くなる点も同じだ。
画面右端には、「Score」のほか、「Target」「Margin」の各数値が表示されている。ステージクリアの条件は、ゴール時点の「Score」を「Target」の値と同じにすること。ステージ上のUpマスとDownマスを踏みながらScoreの数値を増減させ、ゴール直前のマスを踏んだときにちょうどTargetとScoreが一致するルートを選べばよい。例えば、ステージ開始時点のScoreが「+05」、Targetが「+10」なら、道中で+5になるようなルートを通ればクリア。ゴールした時点で両者の数値が一致していなければ、もう一度そのステージをやり直すことになる。
「Margin」は、TargetとScoreの値の差を示す。Scoreの値が変化するたびに、随時この値も変化する。クリアするには、Marginが0になるように移動すればよい。TargetとScoreの二つの値を見るよりも、Margin1種類だけを見ながらプレイする方が多少簡単に進められるだろう。
ゲームはまず「チュートリアル」からはじまり、「入門」「標準」「上級」と続く。各モードをクリアすることで、ひとつ上のモードにチャレンジできる仕組みだ。上級モードをクリアすると、いよいよ本番の「Internet」モードに突入。はじめて「今年度R学園入試問題」と「昨年度入試問題」にチャレンジできるようになる。
ステージごとに評価されるランクは「D」「C」「B」「A」「S」の5段階。クリアタイムとギブアップ回数の総合評価により判定される。ランクは、のちのち大きな意味をもってくるので、なるべくよい成績でクリアするようにしたい。