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使いやすい、Windows 95用環境設定ユーティリティ
Change-moi Version 2.26

GUIで簡単に設定をカスタマイズできるツール「Change-moi」(シャンジュ・ムア)。計21の項目を設定できる。「TweakUI」と連動する形で“最高のカスタマイズ環境”を提供する。レジストリバックアップ機能もあるので、「うっかり設定を変更してしまった……」という人も安心して使える。

■こんな人にお勧め!!

TweakUIと重ならない裏技の集大成

いわゆるWindows 95の裏技メニュー化ユーティリティのひとつ。通常ならレジストリエディタを使ってキーを作ったり、パラメータを変更しなければならないところをGUIのメニュー形式でできてしまう。設定できる項目は非常に多く、それを羅列するだけでもこのページは終わってしまう。現れるタブは9種類、Windows 95の初期設定時の値から、ディスクキャッシュの設定、アイコンの色数、コンピュータの使用目的変更など、実にマニアックな、しかし、ある程度Windows 95を突き詰めてきた誰もがやりたがる設定を簡単に行うことができる。

「TweakUI」となるべく機能的に重ならないように作ったというのは作者の弁。その通り、ほとんどの機能は「TweakUI」と重複せず、しかも「TweakUI」と連動したり、変更を加えたレジストリのバックアップを作成することも可能だ。レジストリは、Classes.reg、User.reg、Local.regの三つに分割されて保存される。

システムポリシーエディタの機能も持つ

ユーザごとにデスクトップを分けている場合、システムポリシーエディタによって、ある特定の動作を禁止することができる。しかし、このシステムポリシーエディタはその存在自体が使いにくい。「Change-moi」なら、セキュリティ1、セキュリティ2のタブにおいて、各種の禁止動作の設定が可能だ。

ほかにも、IE 3.0を使ってanonymousFTPサイトへログインする場合に送出されるユーザ名設定や、Microsoft Internet NewsのMessage ID問題(InternetNewsがIDを自分で付けてしまう)の解決などの機能がある。「Change-moi」自体はIE 4.0シェル統合モードでも利用できるが、当然ながらInternet Mail＆Newsに関する項目は利用不可でグレイ表示になる。

: 画面上：全部で9個のタブを持つ「Change-moi」。すべてを見せることができないのが残念だ。これは初期値となっているWindows 95情報タブ。Product IDの部分は変更できない。
画面下：セキュリティ1のタブ。これを見るだけでも、ユーザに対して相当の制限が設定できることが解るだろう。しかも、これだけではない。もうひとつセキュリティ2のタブもあるのだ。

(藤田洋史)

作者のホームページはこちら。

ソフト作者からひとこと

「Change-moi」は、「TweakUI」と機能が重ならないという点をうたい文句にしていますが、隠れたうたい文句として「使いやすい」という点を挙げたいと思います。あなたが「Change-moi」を使ってみて他の同種ソフトよりも使いやすいと感じてくだされば、私の真意が伝わった気がしてうれしく思います。

今後はIE4への対応やコントロールパネル化を予定しています。ご期待ください。

(ひきたけひと)

「Change-moi」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

Change-moi 2.31　TweakUIにはない環境設定ツール　(344K)