週刊ソフトニュース
98.02.12号Topに戻る
今週の注目ソフト!!
ISL Win Plus!
DeepFreezer
Text Clipper
EdMax
MME32
More Newcomers
(新着ミニレビュー)
Back Number
ソフトウェア
スポットライト
新着ソフト情報
DOWNLOAD
ランキング
お勧めソフト一覧
(PickUp)
|
ツリー構造で管理するテキストデータベース
Text Clipper
Version 5.51
テキストをクリップボードにコピーするような感覚で手軽に保管し、管理できるテキストデータベース。クリップボードを利用したテキストの整形機能も備えており、メモ帳などでテキストの加工をしたくなったときにも便利。
-
■こんな人にお勧め!!
-
メモ代わりとして使える手軽なテキスト管理ソフトを求めている人にお勧め。また、関数などの管理に便利な機能も備えているのでプログラマの方にもお勧めです。
●ボタン一発でテキストを登録できる
「Text Clipper」は、エディタやワープロ、Webブラウザなどから範囲を選択、ボタンを押すだけの操作で手軽にテキストを保管できるテキストデータベースだ。テキストデータを管理するソフトは数多くあるが、このソフトの特徴は、データの記録がこれ以上はないというくらい簡単な操作で行える点にある。もちろん、テキストファイルを直接読み込んだり、複数の情報が入ったファイルからデータを一括して読み込むことも可能だ。
保管したデータはフォルダを使ってツリー状に管理される。管理されているテキストデータの検索機能も優れており、複数の単語を対象にしたAND/OR検索、あいまい検索が行え、任意の文字列を含むテキストデータだけを表示させることができる。また、選択したデータを、ボタン一発でワープロやエディタなどに貼り付けることもできる。
●テキストの置換や整形機能がユニーク
データを保管、管理するだけでなく、ユニークな置換機能やテキストの整形処理機能も備えている。このソフトの置換機能は、多くのソフトの置換機能のように文字列を置換するものではなく、“$_”で始まる単語を一種のタグのように見なし、これを一括して置換するというもの。置換の結果は専用のウィンドウが開いて、そこに反映されるので、そのまま残ったオリジナルの文章は何回でも再利用が可能だ。定型文書の処理や、プログラミングなどに向いた置換機能といえるだろう。
Ver.5.3からは「クリップツール」と呼ばれるテキストの整形機能も備えている。これは、範囲指定したテキストをクリップボード上で加工し、必要に応じて書き戻すというもので、本来整形機能を持っていないソフト上でもテキストの加工が可能になる。あらかじめ用意されている機能は「大文字に変換」「タイムスタンプ」など8項目6種類だが、加工部分のCのソースが公開(同梱)されているので、CでWindowsのプログラムを書いた経験がある人ならば機能追加は自由に行えるだろう。
なお、動作にはUNLHA32.DLLが必要。
(秋山 俊)
作者のホームページはこちら。
ソフト作者からひとこと
まずは「Text Clipper」を愛用していただいてありがとうございます。「使ってるよ」というメールが届くたびに、うれしくて心躍らせています。もちろん、それらのメールは全部「カチッ」と「Text Clipper」に一発保存しています。(^_^)V
プログラムを作っているとき、「ここはあれをコピーして作ればいい」ということが、よくありました。でも、それを探すのがひと苦労。そこで再利用したいテキストを管理できるプログラムを作ろうと思ったのが最初のきっかけです。
でも、作っていくうちにもっと簡単に使えるようにならないかといろいろ考えてできたのが一発保存と一発ペーストの機能です。保存の容易さから今ではネットサーフィンのときのメモや、エディタ代わりにも使っています。クリップ時のホッチキスの音が意外に好評で、私自身もクリップするデータがあるとうれしくなってしまいます。一発ペーストの方は通信ソフトでのメールの書き込みには特に便利です。
今は複数のコンピュータでクリップしたデータのやりとりができるようにしようとバージョンアップ作業中です。4月にはできると思います。
(吉村 隆樹)
|
|
「Text Clipper」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。
|
|
週刊ソフトニュース、スポットライト、PickUpに関するご意見・ご感想は…… [email protected] まで
Copyright (c) 株式会社ベクターホールディングス 記事の無断転用を禁じます。
Copyright (c) Vector HOLDINGS Inc. All rights Reserved.
|