週刊ソフトニュース ■今週の注目ソフト!! MidiPad 録助 FaceMaker MatuFtp Athena MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER |
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MidiPad Version 1.17 豊富に用意されたリズムパターンや、音符が読めなくても理解しやすいピアノロールの採用により、初めてパソコン上で作編曲を行う人にも比較的簡単に操作が行えるMIDI編集ソフト。オリジナル曲の一部をリズムパターンに登録、再利用することももちろんできる。
●初心者でも簡単にMIDI編集 「MidiPad」は、パソコン上で作曲や音楽編集を行うためのMIDI編集ソフトだ。パソコンでのMIDI編集というと、難しい専門用語や数値入力による編集など、知識のない人にはとかく縁遠いものとなりがちだ。だが、「MidiPad」では楽譜の入力方式として音程がグラフィカルに見える「ピアノロール」を採用、初心者でもとっつきやすいソフトとなっている。 ピアノロールとは、一つひとつの音を画面上に帯として示し、その配置位置と長さで音楽を表現する方式。音の流れが直感的にわかる上、楽譜が読めなくても音の入力ができる。音を数値や記号で入力する数値入力方式に比べると自由度は落ちるが、一般的な楽譜を直接編集する楽譜方式と並んで、初心者にとってはわかりやすい編集方式といえる。 ●リズムパターンを多数内蔵 さらに、やはり初心者にとっては難しいリズムパターンも多数内蔵している。作曲を行うには曲のメインとなるメロディを作るのはもちろんのこと、ベースなどのリズム音も用意しないと、平板な曲しかできないもの。だが、これを作るのもやはり知識を持たない初心者にとってはハードルが高い。 「MidiPad」で用意されているリズムパターンにはベースラインやメロディパターンなど300種以上のさまざまな種類があり、これだけで本格的な作曲をすることも夢ではない。 ●標準MIDIファイルを採用 もうひとつうれしい点が、データファイルとして独自形式ではなく、Windows標準のスタンダードMIDIファイルを採用している点だ。これにより、メディアプレイヤーでの再生はもちろん、他のMIDIソフトとも容易にデータをやりとりすることができる。パソコン上での作曲に興味を持っている人には断然お勧めのソフトだ。
(天野 司)
作者のホームページはこちら。なお、現在の最新バージョンは1.2。1.1xに比べ、編集機能が強化されている。 ソフト作者からひとこと 最近のPCのマルチメディア機能の向上で、PCにもMIDI音源が標準的に搭載されるようになりました。そのような状況を踏まえ、それほど高価なDTM設備をそろえなくても、PCだけでDTMをやってみようというコンセプトによってこのプログラムをデザインしました。 プログラム作成の目標としては自動作曲ソフトのような手軽さとDTMソフトの任意性の折衷を目指し、これはコード作曲機能などである程度は実現できたのではないかと思っています。コード作曲は昨今のポピュラーミュージックでは必須の音楽概念になっているので、どうしても採用したかった機能のひとつです。 また、Ver.1.2ではより編集がしやすくなっているので、Ver.1.1xをダウンロードされた方はアップデートしてみてください。
(加藤 大樹)
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