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WS_FTP Pro Version 4.5J(体験版) FTPクライアントソフトして非常に長い歴史を持つ「WS_FTP Pro」の体験版(日本語版)。初心者でも使いやすいインタフェース、パワーユーザにも満足できる高機能をあわせもつ。
●定番FTPソフトの日本語版 「WS_FTP」といえばWindows用のFTPソフトとしてはまさに定番中の定番。長い歴史を持つソフトなだけに、常用している人も多いだろう。今回紹介する「WS_FTP Pro 4.5J」は、このWS_FTPが日本語化され商品となったものの体験版にあたるソフトだ。1ヵ月間にわたり、その全機能を試用することができる。 WS_FTPの最大の魅力は、やはりそのシンプルでわかりやすい操作性と、抜群の安定性だろう。もちろん「4.5J」でもこれを引き継いでおり、初めて使っても戸惑うことのないわかりやすさを身につけている。ボタン類がすべて日本語化され、フォント設定などを行わなくても日本語ファイル名が問題なく使用できる点がうれしい。ダイアログ中の各種設定やヘルプなどもすべて日本語化がなされている。 ディレクトリのツリー表示などの派手な機能はないが、押さえるべき機能はきっちりと押さえており、過不足なく使える印象だ。 ●Pro版ならではの機能もある WS_FTP Proは、単にWS_FTPを日本語化しただけではない。“Pro”と銘打つだけの機能強化も図られている。ローカルとリモート側のファイル一覧同士でドラッグ&ドロップによるファイル転送が行えるようになった点もその一つ。Windowsのエクスプローラに慣れた人ならついやってしまいがちな操作であるだけに、これがサポートされるのは大きい。 何らかの理由で転送が中断されたとき、再接続後に続きを転送する「レジューム転送」もサポートされた。不安定になりがちなダイアルアップユーザにはうれしい機能だろう。このほか、コマンドラインのサポートや、ファイルのタイムスタンプ保存、ファイルの上書き禁止などが、Pro版ならではの機能だ。これらはすべて専用のダイアログで使用する/しないを選択できる。
(天野 司)
開発元、Ipswitch, Inc.のホームページはこちら、WS_FTP Proを扱うテクノコムのホームページはこちら(訂正1)。 ■訂正1 現在、WS_FTP Proは、株式会社ケイ・ジー・ティーが扱っています。ケイ・ジー・ティーのホームページはこちら。(99.03.31) ソフト作者からひとこと FTPは、HTTP/SMTPと並び、インターネット上で最も広く使われているプロトコルです。ネットワークはもともとデータの移動を目指して開発されたもの。その意味でFTPはインターネットの神髄といえるのかもしれません。 「WS_FTP」は、Windows用FTPクライアントとして、恐らくは全世界で最も使われているソフトウェアです。通常のWWWブラウザでもFTPを使ったファイルのダウンロードはできますが、WS_FTPは、直感的なユーザインタフェース、高速な転送スピード、フォルダ単位での転送、エラーリカバリの確実さ、多様なFireWallへの対応など、専用ソフトならではの使いやすさと機能を兼ね備えています。 特に、ホームページを外部のサーバに置いているような場合、サーバ上のファイルをローカルに転送してHTMLエディタを起動、修正後はサーバに転送して終了、といった一連の操作がワンタッチで行え、非常に便利です。ぜひお試しください。
((株)テクノコム)
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