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わかりやすさを重視した静止画・動画・音声音楽のデータベース
QuickGallery Version 1.0
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Ver.1.0にしてここまで完成度が高いのには驚いた。画面もカッコいいし、インタフェースもわかりやすい。すべての点においてよく考えて作ってあるなという印象を受ける。
例えば、画面右のように、グループモードとトグルになるファイラモードでは、データファイルのありかを直接開いて1ファイルずつ確認しながら登録ができる。もちろん、ファイル名指定のダイアログでフォルダ/ファイルを選択してもよい。ただ、ファイル登録のダイアログで、フォルダ名のロングファイルネームが無効になるのはいただけない。特に問題があるというわけではないが、ファイル名そのものはロングファイルネームが表示できるだけに、次のバージョンで修正されることに期待したい。 登録したレコードの表示方法もよく考えてあるし、速度もそこそこ速い。また、クエリーについてもタイトルやコメント、拡張子などの条件の組み合わせもちゃんと考えられている。また、not equal toといった選択もできる。膨大な数のデータファイルを持つユーザは、かなり重宝するのではないだろうか。 ただし、一度に大量のデータを登録するには、それなりの時間がかかる。画像や動画の場合、ビューで使う縮小データを作成するためだ。MMX Pentium/200MHzでそこそこという感じなので、Pentium/133MHz程度のマシンでは、少し待たされる感じがするだろうと思う。 なお、現在配布中のアーカイブにはヘルプファイルが含まれていないが、開発元のテイクフォーによれば、近日中にヘルプを同梱したファイルを公開できるそうだ。
(藤田 洋史)
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ソフト作者からひとこと
データベースの開発に携わっていたときに、業務用のリレーショナルデータベースは数多くあるのに、パーソナル向けのデータベースアプリケーションはあまりないと感じていました。数年前、VisualC++ 4.0にJetエンジンが含まれているのを見て、自分の用途にも合う画像管理ソフトを作ってみようと思ったのがきっかけです。 データベースを使用するメリットといえば、大量のデータ管理、および検索、並べ替え機能の充実だと思いますが、これらの機能をユーザが直観的かつ容易に操作できるようなGUIにすることに重点を置きました。 当初、画像だけだったのが音声、動画、実行ファイルなども管理するようになり、そのためにソフトを作り替えたときが一番苦労しました。 用途としては、画像のアルバムファイルとして使用したり、音楽CDや動画を再生するときにも使えます。またレコードごとに関連アプリケーションを変更できるので簡単なランチャとしても機能します。逆にユーザがどうのような用途で使用されるかが楽しみな部分でもあります。 当分は細かい作業やバグフィックスに追われるでしょうが、将来的には、個々のファイルタイプに応じた機能強化(フォトレタッチやMIDIのシーケンサなど)に力をいれていきたいと思います。
(テイクフォー)
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