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ソフトをカスタマイズできるリソースエディタ
eXeScope Version 1.10
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ユーザインタフェースはエクスプローラ風でわかりやすいが、右ボタンメニューが一切ないのが残念。リソースエディタに期待される機能は網羅しており、VC++やDelphiなどの開発環境を持っていない人には重宝するかもしれない。
また、インポートしているDLLを調査できるので、手動でアンインストールする際にも役立つだろう。ただし、ここでインポートされているからといってすべて消していいわけではない。標準のDLLもあるし、共有されているものも多数ある。消していいものかどうかの区別がつけられる人はエキスパート。そうでない人は、市販のアンインストーラに任せた方が安心だ。 筆者は、ダイアログやストリングリソースの書き換えは、Windows 3.1のころに英語版アプリケーションをなんとか使うためによくやったが、Windows 95時代になってからはあまり記憶がない。それほど必要に迫られなかったということだろう。英語版アプリケーションはまだ何本かハードディスク内に残っているし、使ってもいるのだが、特に困らない。ただ、英語のメニューやダイアログを日本語化するというなら意味がある。アイコンやビットマップを外部ファイルと置き換えできるのは、外観カスタマイズにこだわるユーザには「使える機能」だろう。 気をつけてほしいのは、フリーソフト、シェアウェアとはいっても著作権があるということ。無断で書き換えたものを配布することは言語道断だし、市販アプリケーションならなおさらだ。リソースエディタは中身を見ることができるだけに、アプリケーションの使用契約によくある「解析、逆アセンブル、書き換え禁止」という条項に引っかかる可能性も高い。便利ではあるが、使うときは注意が必要だ。
(藤田 洋史)
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ソフト作者からひとこと
海外製ソフトで文字化けするのを何とかしたいというのが、最初のきっかけです。そのほかにも、固定サイズの小さすぎるウィンドウで自分の環境では、非常に使いにくいものがあり、何とか変えられないものかと思っていました。 作成には、内部フォーマットの理解にずいぶん苦労しました。もちろん、Microsoft公式ドキュメントを参照しているわけですが、舌足らずのドキュメントで、バイナリダンプとのにらめっこでした。 現在は、32bit PEフォーマットのみのサポートですが、次期版では、(順番逆になりますが)16bit NEフォーマットもサポート予定です。
(山本 利文)
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