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フルマウスオペレーションの簡単な操作で効果音が作成できる
CoolWave Version 1.11j
for Windows 画像&サウンド VERSION UP シェアウェア 700円

CoolWave 4チャンネルの独立した音色を合成して効果音を作成 WAVファイルの効果音を合成できるエディタ。チャンネルは四つあり、それぞれについて音色・音量・周波数の時間変化を変更して和音を作ることができる。1チャンネルにつき9種類のパラメータが折れ線グラフで表示され、マウスのドラッグ&ドロップ操作で任意のポイントに変更できる。各パラメータを操作することで非常に多くの種類の音を生み出し、組み合わせることが可能。ボリュームコントロールや音色コントロールは独立したウィンドウで表示され、リアルタイムで再生し確認しながらの製作が行える。

音色解析ツールFT(右)およびGM(左)が付属 また、音声解析ツールFTおよびGMが付属しており、既存のWAVファイルを解析して一部だけをCoolWaveに送り込むことができる。なお、扱えるWAVファイルは8または16bitの11/22kHzサンプリング、モノラルのみとなっているが、効果音として考えれば十分といえよう。

reviewer's EYE ヘルプファイルには非常に詳しいチュートリアルが含まれている。初めて使う場合は、一通り読んでからヘルプを開いたまま作業すれば混乱も少なくなるだろう。

筆者はどちらかというと音楽的センスがない方なので、周波数の時間変化とかノイズ率がどうこうといわれても実はピンとこないのだが、とりあえずCoolWaveの折れ線グラフをドラッグ&ドロップで動かし、再生してみれば、何がどうなったかすぐにわかる。それなりの素養を持った人なら論理的に音が作れるし、そうでなくても使い込むうちにカンでなんとかなるという点では優れたシステムだと感じた。

音の長さや音質などはクリックひとつで変更でき、リアルタイムで波形表示が行われる。音の合成についての解説も詳細に記述されているので、どのようにグラフを操作すればどうなるかはヘルプで学習できる。

パラメータ変更はこの9種類のボタンをクリックして行う ただ、パラメータを選択するためのセレクタが別ウィンドウで表示されるため、折れ線グラフをクリックしたら即変更というわけにいかないのが少しだけ難。9種類のパラメータのうち、どれを変化させるかをまず別ウィンドウのボタンで選択し、それからグラフをいじることになる。

また、グラフはそれぞれに色が変えられており、それぞれに直線、破線といった違いはあるのだが、直観的にどのグラフがどれに相当するのかが多少わかりにくいと感じた。このあたりのユーザインタフェースを少し改善してくれれば、もっといいものになるだろう。
(藤田 洋史)

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ソフト作者からひとこと
もともとこのソフトは自作でゲームを作ろうと思った際に適当な効果音作成ツールが見つからなかったために作りました。

音については感覚的に理解するのが少々困難ですので、ヘルプの作成には気を使ったつもりです。今後バージョンアップする際には皆様のご意見をなるべく取り入れたいと思っていますので、ご意見・ご感想等お待ちしております。
(佐々 英浩)


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「CoolWave」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

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