はじめてでも戸惑うことなく使える、簡単操作の年賀状・はがき作成ソフト。戌年素材を含む、“おしゃれ”“かっこいい”“つかえる”素材が豊富に収録されている。「筆楽名人」は、シンプルなわかりやすいインタフェースで、誰でも直感的に操作できるはがき作成ソフト。デザイン性の高いテンプレートや素材が収録され、おしゃれな年賀状・挨拶状などをすぐに作成することができる。住所録データは、既存のCSVファイルから取り込んだり、他社製はがき作成ソフトのデータをCSVに変換の上、取り込んだりすることが可能。複数の住所録を使い分けることができ、家族で共用することもできる。新バージョン「2018」では、住所録一覧の印刷で「自宅住所」か「会社住所」かを選べるようになるなど、使い勝手を向上させるためのブラッシュアップが行われた。
起動後に表示されるのは「表面」「裏面」の二つの大きなアイコンが並ぶ、「筆楽名人」独特のメニュー画面。「表面(atena)」では、住所録の入力・管理を行うための画面を、また「裏面(design)」では、デザイン面を作成するための画面を開くことができる。「表面」画面から「裏面」画面(あるいはその逆)への移動も簡単に行える。
裏面(デザイン面)の編集画面では、デザインのベースとして利用できる「はがきデザイン」のほか、おしゃれな「カットイラスト」「デザインパーツ」が豊富に用意され、マウスのドラッグ&ドロップで自由に配置することが可能。手持ちの画像を読み込んで配置したり、テキストを入力・配置したりすることも、もちろんできる。
画面左側に用意されたツールを使えば、指定したオブジェクトの拡大・縮小、透明・不透明化、ぼかし(ぼかさない)、グループ化(解除)、トリミング、回転、左右反転や重なり順の変更、整列も簡単に行える。「白黒」「セピア」「鮮やか」といったフィルタを指定オブジェクトに適用することも可能。新バージョン「2018」では、オブジェクトの移動をカーソルキーでも行えるようになった。さらに移動時に【Shift】キーを同時押下することにより、オブジェクトを水平・垂直に動かせるようになった。
表面(宛名面)では、入力済みデータの氏名、郵便番号、住所、会社名、敬称などがリスト形式で一覧表示され、氏名や会社名のフリガナでデータを絞り込むことができる。送付先が自宅宛か会社宛かは、アイコンですぐにわかるようになっている。酉年(2017年)、戌年(2018年)年賀状の送受記録も確認することが可能。選択したデータは画面右側にプレビュー表示され、その場で確認できる。
宛名面のレイアウトは、
- 文字(縦書き、横書き)
- はがきの種類(郵便はがき、年賀はがき、かもめーる)
- 使用するフォント
を選択すると、住所・氏名の文字サイズや配置が最適な状態に自動設定される仕組み。すべてのデータに対して一括レイアウトが適用されるが、レイアウトが崩れてしまう場合は個別に調整して、レイアウト情報を保存しておける。住所録では、送付時の連名を登録できるほか、携帯電話やメールアドレス、ホームページアドレスなどの情報を登録することも可能だ。
住所録データ(CSV形式ファイル)の読み込み・書き出し機能も搭載する。読み込みでは、元ファイルの項目名が判別され、「筆楽名人」の項目に自動で割り当ててくれる(ユーザによる割り当て変更も可能)。「筆まめ」「筆ぐるめ」「筆王」「宛名職人」「はがき作家」「はがきデザインキット」から出力されたCSVはスムーズに読み込める。書き出しでは、項目区切り(カンマ、タブ、セミコロン)およびレコード区切り(Windows、Mac)を指定できる。