ゲーム感覚で楽しみながら、タイピング練習を行えるソフト。独特な美しいグラフィックが印象的。「妖菓子皇女(あやかしおうじょ)」は、タイピングを武器に敵を倒してゆく、ゲーム風味のタイピング練習ソフト。死んだと思っていた双子の兄「ヘンゼル」が、魔物の種族・妖菓子族の皇女に捕らえられていることを知った「グレーテル」は、キーボードを携えて、ひとり兄の救出に向かうが、妖菓子族の魔物たちが次々に立ちはだかる……という設定。用意された動作モードは、
- タイピングでゲームを進めてゆく「本編」
- フリータイピングモードの「無限迷宮」
- タイピング初心者のための「練習モード」
の3種類。いずれのモードでも、キー設定(ローマ字表記)は訓令式、ヘボン式から選択することが可能。グラフィック表示モード(3Dモード/ソフトウェアモード)やBGM/SEの再生のON/OFFなども細かく設定できるようになっている。「本編」ではまず、使用するキャラクタを選択する。キャラクタ別にストーリーが展開され、ストーリーに沿ってゲームを進めてゆく(最初に指定できるキャラクタはグレーテルのみ)。ゲームにはいくつかのイベントが用意されているが、イベントを見ずに、次に進むことも可能だ。
敵キャラに遭遇した場合は、キャラの下部に表示されている文字列を入力することで、敵を攻撃できる仕組み。さらに、単語をノーミスで入力して「必殺技の勾玉」を集めると、必殺技を使えるようになる。逆に入力に時間がかかると相手から攻撃され、レベルが低下する。すべての敵を倒すとレベルが上がり、ゲームはより高度なものになる。
「無限迷宮」は、単語や単文を入力するフリータイピングのモード。「本編」同様、指定したキャラクタでルールが変わる。選択できるキャラクタは「本編」の進行度によって異なってくる。
「練習モード」では、ホームポジションから個々のキーへの運指を練習することが可能。水平射撃(下段/中断/上段/最上段)、垂直射撃(小指/薬指/中指/人差し指)、エリア射撃(左手/右手/両手)の計11種類の練習を行える。個々の練習や総合的な評価により、級が認定される。
ゲームのデータは自動保存され、ユーザが保存操作を行う必要はない。おまけ(?)として、登場するキャラクタがまとめられた「妖菓子図鑑」も用意されている。