エクスプローラでフォルダを選択してコンテキスト（右クリック）メニューから実行したり、スキャン結果のリストから別ウィンドウを新たに開いたりといった使い方ができるので、「全体の概要を眺めながら、並行して細部の詳しい情報をチェックする」のに適している。

リスト内でフォルダとファイルとが混在して見づらくならないように、ファイルについては［Files］という仮想のグループにまとめてられ、さらに［Files］全体での表示か、それとも個別のファイルまで表示するかを選択できるようになっている。そのほかにも詳細データを非表示にし、必要なときだけツールチップで表示するなど、データの読みやすさにも配慮されている。

フィルタを利用した細かな設定ができるのも特徴。任意のパスやファイル形式だけでなく、正規表現を使った複雑なパターンマッチングにも対応する。設定はあらかじめ登録しておいて随時、ON/OFFを切り替えられるので、ファイル種別ごとの詳細なチェックを定期的に実行するような使い方には特にぴったりだ。