旧暦や和暦、ユリウス暦など、8種類の暦による日付を表示してくれるカレンダーソフト。干支・六曜・九星などの情報もわかる。「Calend Mate」は、「ある日付がほかの暦で何年何月何日にあたるのか」を教えてくれる高機能カレンダーソフト。干支・六曜・九星のほか、選択した日付の月齢や月相、日出没・正中・薄明時刻、太陽の赤経・赤緯・距離・視半径・均時差などもわかる。オプション設定により、タスクトレイに常駐させることも可能。
メイン画面左側には西暦による月間カレンダー(西暦100年1月から9999年12月まで対応)が用意され、日付を選択すると、画面右側にほかの暦での日付が表示される仕組み。画面右側のエリアはさらに、換算した日付が表示される「暦日」と、そのほかの情報が表示されるエリアに分かれる。
「暦日」に表示されるのは「旧暦」「その他の暦日」「干支・六曜・九星」「月齢」の四つ。「その他の暦日」は、和暦、節月、二十四節気暦、ユリウス暦、イスラム暦、ユリウス通日、年間通算日、暦週日付から選択して切り替えられる。表示部分をクリックするとウィンドウがポップアップし、すべての情報を一覧形式で閲覧することが可能。データをクリップボードにコピーすることもできる。
そのほかの情報部分には、二十四節気をはじめ、朔望(新月・満月、上弦・下弦など月の満ち欠け)、祝日、節気、日出・日没(当日の日の出、正中、日没などの時刻)、月出・月没(当日の月の出、正中、月の入り時刻)、惑星出没(選択した惑星の出、正中、没時刻)を切り替えて表示させることが可能。表示エリアをクリックすると、選択中の情報に応じて祝日や二十四節気の一覧月、惑星の情報が表示され、同様にクリップボードへコピーできる。
メニューの「表示」でも「月間カレンダー」「天体暦」を表示させることが可能。こちらの月間カレンダーは1行を一日とし、列方向にはさまざまな暦法での日付や二十四節気、六曜などの項目が表示される。「天体暦」では太陽や月、各惑星を指定して、赤経、赤緯、距離、視半径といった情報を1日単位で確認できるようになっている。
カレンダーでの日付指定は、カレンダーを直接操作して行えるほか、メニューで日付を指定したり、何日後、何週後、何ヵ月後、何年後で指定したりすることも可能。日付指定では「グレゴリオ暦」「旧暦」「ユリウス暦」「和暦」から選択・指定でき、和暦ではさらに元号による指定と時代区分による指定に対応する(時代は飛鳥から、元号は推古から)。
オプションでは、観測地点の経度・緯度を指定(初期値は東京)できるほか、天体の位置を計算する際に用いる時刻などを選択することが可能。タスクトレイへの常駐やスタートアップへの登録、カレンダーの文字サイズ指定などもできる。