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WinBiffのオレンジソフトが作ったニュースリーダ
Wintama Version 1.00β4
for Windows インターネット&通信 VERSION UP フリーソフト

Wintama 左側のウィンドウはグループツリー。エクスプローラライクでわかりやすい Windows用メールクライアントソフト「Winbiff」を発売しているオレンジソフトのニュースリーダ。機能としては、ごく一般的なニュースリーダだが、スレッド表示やMIMEエンコード/デコード、クリッカブルURLなどの基本的な機能は備えている。

すべてのニュースグループはエクスプローラのようなツリーで表示され、サブカテゴリをフォルダのように扱うことができる(画面右上)。カテゴリはフォルダ、記事のあるニュースグループは書類、記事のないグループは白紙というアイコンになっていて、どれがグループで、どれが中身なしなのかが一目でわかる。

ツリーの右側のウィンドウは上側がヘッダ、下側が選択された記事本文という構成。キーボードによる利用も考慮されており、PageUp/Downキーでスレッド間の移動を行ったり、Ctrl+Shift+Spaceキーで次の未読記事を読むといった操作ができるようになっている。

また、WinBiff同様、設定ファイル(*.tam)を切り替えることで、ニュースグループやアカウントの変更を行うことも可能だ。

reviewer's EYE ニュースリーダとしての基本的な機能はできているのだが、ユーザインタフェースなどはまだチューニング途上にあるという印象を受けた。そのため、現在、バージョン表示に「β」と付けられているのであろうし、同梱のREADME.TXTにも「ベータバージョンということで多くの機能が未実装ですが」との断りが書かれている。

スレッド表示やヘッダ表示も可能。グループの購読中止などの設定はツリーの右ボタンメニューから行う こうした現状を踏まえた上で、できれば早く改善してほしい点を挙げてみると、まず、最初のニュースの購読開始時に、読みたくないグループも全部表示してしまうので、購読しないグループを閉じて回る必要がある。広大なaltのうちのほんの少しのグループだけを読むとしたら、他のグループをすべて見ない設定にするだけでも結構時間と手間がかかる。グループ一覧を取得したのちに別ウィンドウを開き、見たいグループだけを検索して選択登録できるような機能があるといいのだが。

また、記事一覧にしてもタイトルや日付、投稿者名による記事のソートができない点や、記事サイズの表示がない点が気になった。フレイマーの記事をカットするフィルタ機能もない。ツールバーの大きさも640×480では収まりきれないし、記事の表示領域が狭く感じる。最低でも1024×768くらいのデスクトップでないとつらい。

ただし、わかりやすいインタフェースで定評のあるWinBiffを作ったオレンジソフトだけに、今後もう少し改良と熟成が進み、バージョンからβが取れるころになれば、“パッと見”通りの使いやすいソフトになっていくことは十分期待できる。
(藤田 洋史)

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ソフト作者からひとこと
Wintamaはエクスプローラ風の分割ウィンドウを採用しているため、初心者の方でも違和感なく簡単に使えると思います。それから、環境設定ファイルを切り替えることで複数ユーザでの使用が可能です。

今後のバージョンアップ予定の機能ですが、ユーザの皆様からの要望を反映できたらと考えています。そのときは[email protected]までメールしていただけるとうれしいですね。
(オレンジソフト)

※ この記事は、98年08月20日に公開されました。


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「Wintama」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

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