ユニークかつ高難易度な“行動指示パズル”ゲーム。指示アイコンで簡単なプログラムを作成・実行し、かものおつかいを成功させよう。限られた指示を組み合わせて、おつかいを成功に導く
「Kamo-Puzzle おつかいかもなび」は、かもをコントロールしておつかいをさせる2Dパズルゲーム。プレイヤーが直接、自キャラを操作するのではなく、「かもの行動をあらかじめ登録し、その通りに動かす」ようになっており、プログラミング的に行動指示を組み立ててゆくことが特徴。限られた回数で効率よく指示を組み立て、おつかいリスト通りの買い物をさせて、家までたどり着かせればよい。ステージを自作できるエディタも同梱されている。
ゲームの主人公は、かもの「ラルフ君」。奥さんの「沙希ちゃん」にはすっかり尻に敷かれ、おつかいに出かける日々。当たりは柔らかいが、結構厳しい沙希ちゃんは、きちんとおつかいができるまで決して許してくれない。一人でおつかいをする自信のないラルフ君は人間の少女の力を借り、「少女の指示通りに行動する」という作戦に出た。果たしてラルフ君は見事おつかいを成功させることができるだろうか!?
操作は(基本的に)マウスで行う。画面右ペインの右上に並ぶ指示アイコンをクリックで選択し、右ペイン左側の指示パネルの適切な場所に指示を並べてゆく。並べられる指示数の上限はステージごとに定められ、範囲内で指示を組み立てなくてはならない。
ゲームモードは、
- 全40面の本編をプレイできる「Original Stage」
- 同梱のお使いエディタを使って自作したステージをプレイできる「Edited Stage」
の2種類が用意されている。計30種類の指示アイコンを使って、ラルフ君の行動をプログラムできる
指示アイコンは大きく八つのグループに分けられる。
- 歩く(WALK):ラルフ君を一歩だけ移動させる。前進と後退がある
- 走る(RUN):壁・障害物・店などにぶつかるまで移動を続けさせる。前進と後退がある
- 回転(TURN):その場でラルフ君の向きを変えさせる。左、右、後の3種類
- 攻撃(PUNCH):正面にある岩などの障害物を殴って破壊する。ただし、間違って店や自宅を殴ると、その場でミスになる
- 買い物(BUY):正面の店で商品を指定個数、購入する。一度の買い物で購入できるのは10個まで。アイコンには魚、肉、野菜があり、店によって使い分けなくてはならない
- 確認(IF):方向とターゲットごとに用意されている。指示アイコン中、最も種類が多い。ラルフ君の隣にあるのが指定のものかどうかで、処理を分岐させることが可能。ターゲットとなるのは(1)壁、(2)店、(3)障害物、(4)壁・障害物・店・自宅の4種類。それぞれに前後左右の4種類の方角を組み合わせた計16種類が用意されている。4種類のターゲットに含まれていない道路、水、落とし穴を判別する方法はない
- 番号変更(GOTO):次に進む指示番号を変更することができる
- 繰り返し(REPEATとLOOP):REPEATからはじまり、LOOPで終わる区間の指示を指定回数繰り返すことができる。REPEATとLOOPは必ずセットで使用しなくてはならない
指示アイコンは8グループで計30種類が用意されている。一発で成功しなくても、トライ&エラーの繰り返しで指示を少しずつ完成させよう
指示アイコンによる行動の設定終了後、「指示終了」ボタンをクリックすると、パネルに並んだ指示アイコンの通りにラルフ君が行動を開始する。指示は条件分岐やGOTOで変化しない限り、上から下に順番に処理され、最後のアイコンを処理したあとは最初のアイコンに戻って繰り返しとなる。
指示により、ラルフ君が無事すべての買い物を果たして、自宅までたどり着けばステージクリア。しかし、
- ラルフ君が途中で水や落とし穴に落ちる
- 自宅や店を殴る
- 店と合わない商品を購入しようとする
- 自宅で買い物をしようとする
などの行動をとるとミスになり、やり直しとなる。変なところでループして、ラルフ君が自宅までたどり着けなくなった場合は、画面の右ペインをマウスクリックして、ギブアップしよう。たとえ自宅までたどり着けても、購入リストと購入した内容が一致しなかった場合はやはりミスになる。たとえミスになっても、コンティニューすれば何度でも再チャレンジできる。コンティニュー時に指示パネルをリセットするか、ミスしたときの指示を残したままにするかは、プレイヤーが切り替えられる。