不要なファイルを削除して、ディスクの無駄をなくし、動作の高速化を図るためのソフト。アプリケーションをアンインストールしたり、復元できないようにファイルを完全消去したりもできる。「CleanMyMac」は、キャッシュやログなど、ユーザの知らないうちにOS Xやアプリケーションがため込んでしまうさまざまな不要ファイルを徹底的に検出し、簡単に削除できるソフト。“どのファイルが安全に削除できて、どのファイルは削除しない方がよいか”を自動で判断してくれるため、簡単・安全にMacのクリーンアップを行える。使わない言語ファイルを削除したり、ユニバーサルバイナリで使われないコードを削除したりすることも可能。シンプルなインタフェースで、直感的に操作できる。
削除対象となるファイルの種類はきわめて多彩。大きく、
- キャッシュ(アプリケーションが作る一時ファイル)
- ログ(過去の処理、警告、エラーなどの履歴が記録されたファイル)
- 言語ファイル(OS Xやアプリケーションに含まれる言語リソース)
- ユニバーサルバイナリ(PowerPC用のプログラムコード)
- システムジャンク(システムが残すジャンクファイル。DS_Storeフォルダ、Spotlight-V100フォルダなど)
- ゴミ箱&不要な痕跡(OS Xのゴミ箱にあるファイル、iPhotoのゴミ箱のファイル、削除したアプリケーションおよびウィジェットが残した“痕跡”など)
の6項目に分けられている。使い方は簡単。- クリーンアップを行いたい項目にチェックし、スキャンを実行
- 検出されたファイル/フォルダのリスト(アプリケーション/プロセス別に表示)を確認
- クリーンアップを実行
が基本的な操作の流れ。リスト上のファイル/フォルダをFinderで開くこともでき、クリーンアップ実行前に内容を確認して、削除されては困るものは対象から除外できる。あらかじめ除外リストを設定し、対象外ファイル/フォルダを指定することも可能だ。そのほかにも、
- アプリケーションを削除(ゴミ箱に入れる)したあとに残ってしまう関連ファイルをすべて削除できる「アンインストール」
- ウィジェット、システム環境設定、プラグインを簡単にアンインストールできる「機能拡張マネージャ」
- ゴミ箱を経由せず、手早く不要なファイルを削除できる「クイックファイル消去」
を搭載。クイックファイル削除では、削除を何度も繰り返して、復元を不可能にする「安全な消去」オプションも利用できる。といったユーティリティを搭載。さらに自動処理のための設定項目も充実している。例えば、Macに接続していたデバイスをアンマウントする際、ゴミ箱やOS Xのシステムジャンク、Windowsサービスジャンク(Thumbs.dbなど)が自動削除されるようにすることが可能。アプリケーションの削除では、アイコンをゴミ箱へドラッグした際に自動で起動し、関連ファイルを自動的にスキャンするようにできる。