背景
Macをクリーンアップするユーティリティを作ろうという考えは、MacPawの創設者・Oleksandr Kosovan氏が2007年に大手国際企業でUnixのシステムアドミニストレータであったときに生まれました。OS Xはすでによくできていましたので、最適化ツールを作ろうというのではなく、「たまってゆく不要なファイルを取り除こう」というアイデアから生まれました。例えば、Macのアプリケーションをインストールすると、20以上の言語ファイルがついてきますが、実際に必要なものは限られています。また、すべてのアーキテクチャに対応しようと複数のファイルがついてきますが、各自必要なものは一つだけです。そのアイデアが生まれてから8ヵ月に及ぶ激しい作業で「CleanMyMac」のVer.1.0が誕生しました。
開発における試み
Appleは水準が高く、頻繁にルールを変えるので、まともなMacソフトを作成しようとすると大変でした。Appleの信条は細かいところまで完璧を求めることにあり、「CleanMyMac」も同じ考えのもとに作られました。
ユーザへの推薦
「CleanMyMac」のユーザエクスペリエンスは、正にアインシュタインの言葉の通り、
- 「何事もでき得る限り単純化しなければならないが、必要以上に単純化してはならない」
です。「スキャン」ボタンをクリックさえすれば、「CleanMyMac」がMacをスキャンを開始し、不要なファイルを検出します。検出後に「クリーンアップ」をクリックすれば、不要なファイルが削除されます。基本的にはこれだけです。また、自動クリーンアップ以外にも、さらに多くの空き容量を増やすためのユーティリティがあります。例えば、アプリケーションをアンインストールするなら、単にゴミ箱にもっていくだけでなく、「CleanMyMac」の「アンインストール」機能を使ってみてください。そのアプリケーションに関連する隠れたファイルも削除されるので、一層丁寧なアンインストールが可能です。「機能拡張マネージャ」と「クイックファイル消去」も、さらにしっかりとMacを掃除できます。
オールインワンの「CleanMyMac」には、上級者向けのオプションもあります。例えば、クリーンアップ処理中にゴミ箱を空にする機能もあります。これは重要なファイルがないことを把握した上で行ってください。
今後の計画
年内に「CleanMyMac 2」をリリースする予定です。「CleanMyMac 2」は、現在のバージョンをご購入いただいたお客さまにも無料で提供されるメジャーバージョンアップになります。
「CleanMyMac 2」では、クリーンアップできる容量はさらに増大することになります。ずいぶん長い間「CleanMyMac 2」の作業に取り組んできましたから、「いつ完成するのか」と思われてきました。「CleanMyMac 2」にはまったく新しい何かを期待してください。そして私たちはその期待に応えるべく、開発に取り組みます。
(MacPaw Inc.)