ソフトを開発しようと思った動機、背景
私たちが「AppSitter(アップ・シッター)」を開発しようと思った動機や背景はシンプルです。Appleは、iTunes 12.7からApp Store機能をなくしました。そのため、アプリのダウンロードやバックアップ、ホーム画面のアプリの移動・配置、iPhoneへのアプリの入れ替えなどのアプリ管理ができなくなっています。こうした機能は困ったときや、快適につかうために欠かせない機能です。
いくらiPhoneのユーザインタフェースのユーザビリティが高いとはいえ、デバイス上のアプリの管理は、パソコン上での操作にはかないません。そこで、iTunesがアプリ管理機能を切り捨てるなら、私たちがiPhoneのアプリ管理に特化したソフトを開発しようと思い立ったのがきっかけです。
「iPhoneのアプリ管理なら『AppSitter』」と言っていただけるように、より使いやすいソフトとするべく開発を続けてまいります。(一部機能を除いて)無料でご利用いただけますので、iPhoneユーザの方はぜひ、ご活用いただけると幸いです。
開発中に苦労した点
「AppSitter」は、WindowsとMacそれぞれのチームが開発にあたりました。Windows版では、安定した動作のために欠かせないiTunesのコンフィギュレーションファイルの操作で手間取りましたが、比較的早期に問題を解決することができました。一方、Mac版では、iOSアプリのインストールに欠かせない、シグニチャ認証の取得にとても苦労しました。問題を一つひとつクリアし、次の問題を解決してゆくという地道な努力を重ねて、ようやく完成にこぎつけることができました。開発チームをはじめ、デザイナーやテスターが一丸となって「AppSitter」を最高の状態でリリースすることができたと自負しています。
ユーザにお勧めする使い方
特にお勧めなのは、最新のiTunesではできなくなったアプリ管理です。アプリのアップデートはもちろん、バックアップやダウングレードまで一元管理することができます。ホーム画面の整理では、アプリを色やカテゴリで自動的に分けることができ、パソコンの大画面で簡単かつ効率的にiPhone/iPad/iPod touchのアイコン整理を行うことができます。
今後のバージョンアップ予定
1年に3〜4回ほどのバージョンアップを予定しており、今後のバージョンアップ時には、アプリデータのバックアップをはじめ、アプリとアプリデーそれぞれの削除やアプリのインポート/エクスポートへの対応を計画しています。
(iPhoneUtility)