Windowsのファイルやアプリケーションのアイコンを作成・編集するソフトが「アイコンエディタ」だ。32×32や64×64といったフィールドの各マスにドットを置いてゆくことで、アイコンのイメージを作成する。「CUBE-GYM」は、言ってみればアイコンエディタの3D版だ。平面だけでなく、高さ方向にもドットを配置するためのマスが存在し、それを埋めていくことでドットで構成された3Dオブジェクトを作成する、という考え方がアイコンエディタによく似ている。
「キャンバスモード」もまた、アイコンエディタの延長ともいえる。例えば、32×32×32の編集領域を、32×32の平面編集領域と考え、ここにドットを配置する。あとはこれを32回繰り返し、すべてを重ねれば32ドット分の高さを持つ立体図形ができあがる。
言葉で説明すると複雑だが、実際に使ってみると、あっけないほど簡単に操作は覚えられるはず。3Dオブジェクトの作成のほか、例えば俯瞰ビューのあるRPGのキャラクタを作成したりなど、さまざまな使い方ができそうだ。
(天野 司)