ファイルサイズによる比較や1バイト単位でのバイナリチェック、類似画像の検索も可能なファイル削除・移動・置換ソフト。「DupFileEliminator」は、ハードディスクやネットワークドライブを対象に、重複ファイルを一括検索し、不要ファイルの発見と削除を支援してくれるソフト。複数のフォルダをまとめて検索することも可能。画像形式や拡張子によるファイルのフィルタリングも行える。さらに正規表現にも対応し、効率的な処理を実現。ファイルの振り分け機能や、重複ファイルが作成されたかどうかを監視する機能も備える。
メイン画面には、
の各タブ画面が用意され、操作内容に応じて切り替えながら利用する。「検索フォルダ」では、検索対象フォルダを指定したり、検索結果を確認したりといった基本的な操作を行える。選択できる検索方法は「重複ファイル検索」「類似画像検索」の2種類。類似画像として判定可能な形式はBMP/GIF/JPEG/PNG/TIFFとなっている。
検索を実行すると、重複ファイルや類似画像のリストが表示され、不要なものにチェックマークを付けることで、一括削除できる仕組み。古い方やパスの長い方のファイルなどをまとめて選択することもできる。さらに、リスト内アイテムのコンテキスト(右クリック)メニューからは移動やコピー、リストからの除外、メタデータの削除、ハードリンクやシンボリックリンク、ショートカットへの置換といった操作も行える。
検索(重複ファイル検索、類似画像検索)以外にも、「重複ファイル監視」「類似画像監視」「ファイル検索」「フォルダ振り分け」「メタデータ一括削除」「ファイル名一括デコード(Unicode)」「サムネイルキャッシュ一括削除」といった処理に対応する。
「検索設定」で指定できるオプションは、サブフォルダの検索や隠しフォルダ/ファイルの検索、メタデータの認識など。検索から除外するフォルダを指定できるほか、ファイル名フィルタや拡張子フィルタ、正規表現フィルタなども利用できる。
「振り分け設定」では、「検索フォルダ」で「フォルダ振り分け」を行う場合の振り分けルールを指定できる。振り分けルールは、複数のものを登録しておくことが可能。さらに1ルール内に複数の条件を設定し、AND/ORで組み合わせることもできる。条件として指定できる要素はファイル名、ファイルサイズ、作成日時、更新日時、高さ、幅。これらの要素それぞれに「より大きい」「等しい」といった条件を指定できるほか、ファイル名では正規表現を使用したり、大文字/小文字の区別を指定したりもできる。
「設定」では、検索実行後にファイルを自動選択する場合の条件設定、類似画像検索のための条件設定、ビューアの表示に関する設定などを行える。ドライブ/ネットワークを再認識させたり、データベースを整理したりするためのボタンもある。
「ビューア」では、テキストファイルや画像ファイルを閲覧でできる。検索結果リストで選択した画像を閲覧できるほか、任意のファイル/画像をドラッグ&ドロップで基準アイテムに指定して、検索することも可能。類似画像検索では、基準画像と類似画像とを並べて表示させることもできる。